タマムシ幼虫飼育
タマムシの飼育方法を簡単にご紹介いたします。どうしても分からない方は掲示板又はメールにてお問い合わせください。
なお、ここで使っている飼育材は当サイトで扱っている飼育材を利用しました。
~材飼育~

タマムシの仲間の幼虫のほとんどは樹皮裏を食い進む種が多い為、飼育法としては食樹の原木を用意しそこに産卵させ成虫まで管理する方法が良いでしょう。
ヤマトタマムシの場合は材に食い込むので食材も入手しやすく飼い易いです

用意するもの

原木

産卵させた原木をそのまま管理するだけの簡単な方法です。

産卵が確認できた材は加水しコンテナなどに入れて管理します。

乾燥を防ぐ意味で湿らせた新聞紙を敷きます。コンテナのフタを閉めると密封状態となりカビの温床となりますので注意しましょう。布かネット状の物をかぶせひもで縛っておくと良いかと思います。フタなしの場合小さいゴキブリが侵入する可能性も有ります。

後は乾燥状態を見て加水を続けてください。

木の周りから細かい木屑が出て来る事がありますが、材を食い進んでる証拠です。
あまり木屑が多い場合は材内が過密状態で食べる部分が減ってる可能性も有ります。この場合は割り出して新しい材部に移してあげます。ドリルで穴を開けそこに入れてあげれば数日で食い進んでいきます。


材内部の模様・かなり食い進んでいる。

三年目の材内部・かなり成長していた。

こちらも三年目
~マット飼育~

ヤマトタマムシなど材中に食い入る一部の種類に限り、植樹を粉砕したオガクズで飼育する事も出来ます。

用意するもの
マット飼育とも呼ばれるオガクズを餌として飼育する事は大変困難です。特にポリ容器等は熱がこもり易く大変難しいです。口の広い容器では熱がこもる事は無いことがわかりました。2013.02.10
生存率もあまり良くないので始めての方は手を出さないのが無難です。
100均のタッパーやPPカップで卵から成虫まで飼育が可能であることがわかりました。プリンカップより丈夫な事と、ガラス容器のように結露による被害も少ない事から、当サイトでは全ての固体をPPカップ管理へと移行しました。よって当サイトでは、初めての方はこの方法をお勧め致します。また、PPカップの入手はマーケットコーナーからお問い合わせください。
幼虫観察するにはとても便利ですので向上心のある方は失敗覚悟でチャレンジしてみてください。飼育容器を選ぶコツは、浅くて口の広い物、を選びます。幼虫は底面のみを食い進み上がって来ることはありません。ですから、あまり深い容器で飼うと餌が無駄になってしまいます。
中々良い物が見つかりませんので、これは使えると言う物が御座いましたらお知らせください。

プリンカップ

良い点
・臨時で使うなら便利
・低コスト
悪い点
・素材が薄い
・強度不足
・サイズが半端

総評として、玉虫の幼虫飼育には向かないようです。

タッパー

良い点
・丈夫
・サイズが選べる
悪い点
・素材が不透明で観察しづらい
・高価

総評として、飼育には適してますのでオススメです。ただ中身が見えにくいので観察には不向きのような・・・

広口瓶

良い点
・丈夫
・洗って再利用出来る
・クリアで観察に適する
悪い点
・単価が高い
・重い
・割れやすい

少々重くて使いづらいです。丈夫なので洗って何度も使えます。

※ガラス容器は結露しやすく死亡率も多いため、タマムシ飼育には不向きであることが判りました。2013.02.10
・置き場所は直射日光の当たらない明るいところが良いでしょう。
・餌交換のタイミングは容器の底面に底面を食べつくしたら交換します。
・カビ、菌糸、に注意!白い糸状の物が出たらそれは菌糸ですので取り除きます。あまり多く出るようなら餌を全面的に交換します。
・菌糸類はタマムシの生育にとても悪影響を与えます。特に弱齢幼虫は注意!
・容器内水分に注意!湿らせすぎると弱齢幼虫は壁面の結露によりくっ付いてしまい死亡する事故が置きます。
・マット飼育は餌の腐敗が早い為小まめな交換が必要となります。初心者は手を出さないほうが無難です。まずは材飼育にチャレンジを!


孵化後六ヶ月

これで三年目、来年は羽化するか?

プリンカップで管理。

四年目、もうすぐ蛹化

さなぎ

羽化直後

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